- 2025年10月21日
PS3の電源が入らない、電源が落ちる|原因と修理料金について – ゲーム修理ドットコム
- PS3, 修理実績/修理の紹介, 未分類
PS3は2026年現在でも、根強い人気を誇るゲーム機です。
特に、初期型であるCECHA00やCECHB00は、
PlayStation 2やPlayStationソフトをこの一台でプレイできることもあり、
現在でも高値で取引されています。
一方で、高性能な構造ゆえに故障しやすい一面もあり、
PS3初期型で特に多い故障として、
・電源が入らない
・起動中に電源が落ちる
・ピピピと音が鳴ってシャットダウンする
といった症状があります。
今回は、PS3初期型で多い、
電源が入らない・電源が落ちる症状についてまとめました。
PS3の電源が入らない原因について

PS3の「電源が入らない」故障といっても、
症状にはいくつかの種類があります。
・電源コードを接続し、主電源をオンにしてもスタンバイ状態を示す赤ランプが点灯しない
・スタンバイ状態を示す赤ランプは点灯するが、起動ボタンを押しても反応しない
・起動後、数秒でピピピとエラー音が鳴り電源が落ちる
・ホーム画面到達後に電源が落ちる
・ゲームプレイ中に突然電源が落ちる
といった症状があります。
電源ケーブルの破損やコンセントとの接触不良
まず確認したい部分が、
電源ケーブルやコンセントの接触不良です。
「そんなことは分かっている」と感じるかもしれませんが、
意外と見落としやすい原因でもあります。
本体側の電源ケーブル差込口にグラつきがある場合は、
接触不良が発生している可能性があります。
また、
複数口の電源タップを使用している場合は、
電源タップ側の不具合や差込口の接触不良によって、
正常に通電できていないケースもあります。
一方で、
スタンバイ状態を示す赤ランプが点灯している場合は、
本体へ通電は行えている状態のため、
以下の故障が原因である可能性があります。
PS3本体の故障
電源ケーブルやコンセント側に問題が見られない場合は、
PS3本体側が故障している可能性が高い状態です。
初期型PS3である、
・CECHA00
・CECHB00
・CECHH00
・CECHL00
・CECHQ00
といった厚型タイプのPS3や、CECH-2000シリーズでは、
・スタンバイランプは点灯するが起動しない
・起動途中で電源が落ちる
・ピピピとエラー音が鳴って電源が落ちる
といった症状が発生しやすく、電源が入らない状態となることがあります。
一方で、
スリムタイプPS3である、
・CECH-2100
・CECH-2500
・CECH-3000
・CECH-4000シリーズ
では
・スタンバイランプが点灯しない
・起動途中で電源が落ちる
といった症状が発生するケースがあります。
YLOD (電源が落ちる故障)
YLODはPS3で多く発生する故障症状のひとつで、
起動時にピピピとエラー音が鳴り、
電源が落ちて起動できなくなる症状です。
この症状は、
PS3を構成している部品の故障によって発生します。
主に、
基板へ実装されている電子部品の故障や劣化によって、
正常に起動できない状態となった際に、エラー音によって異常を知らせています。
多くのウェブサイトや動画では、
YLODの原因として、
CPUやGPUのハンダクラック(ハンダ割れ)が紹介されています。
一方で、実際にはハンダクラックのみが原因とは限らず、
・主要チップの故障
・コンデンサ等の電子部品の劣化や故障
・電源ユニットの故障など、
さまざまな原因によって発生します。

PS3の電源が入らない故障の修理方法について
起動途中で電源が落ちてしまう症状であるYLODの修理方法については、
現在でも多くのウェブサイトや動画サイトなどで紹介されています。

ヒートガンを使用した修理方法
ヒートガンやドライヤーを使用して、基板を加熱し復旧を試みる修理方法は、
多くのウェブサイトや動画などで紹介されています。
中には、オーブンやコンロなどを使用した修理方法も存在します。
また、
PS3を分解して基板を直接加熱する方法から、
本体を分解せず、排気口から熱風を送り込む方法までさまざまです。
一時的にYLOD症状が改善するケースもありますが、
先述の通り、YLODが発生する原因はひとつではありません。
そのため、
故障原因によっては、この修理方法では改善しないケースも多くあります。
基板を加熱してYLODが改善する理由としては、
・熱によってコンデンサが一時的に回復する
・ハンダクラックが一時的に改善する
といった理由により、正常起動できる状態へ戻るためと考えられます。
一方で、YLODの原因がコンデンサ劣化ではない場合や、
主要チップ故障である場合は、改善しないケースもあります。
また、ハンダクラックが原因であっても、
ドライヤー程度の温度ではハンダが溶けることはほとんどありません。
このことから、ヒートガン等を使用したYLOD修理は、
一時的に復旧する場合はあるものの、長期間安定して使用できる状態まで回復できるケースは少ないと考えられます。
YLODが発生している原因を調べて修理を行う
PS3の修理業者は多く存在しますが、
故障原因を調べずに、ヒートガン等を使用して基板を加熱し、
一時的な復旧を中心とした修理を行っているケースもあります。
やみくもに基板を加熱する修理方法は、
YLOD症状が一時的に改善する可能性はありますが、
故障原因が加熱によって改善するものではない場合、基板へ負担を与えてしまう可能性があります。
そのため、
YLODが発生したPS3を今後も長く使用したい場合は、
電源が落ちてしまう原因を調べ、その原因を修理することが重要です。
修理料金の目安
当社では、YLODが発生している原因を特定し、その原因を修理することを基本としています。
YLODが発生している原因によって修理内容は異なるため、
修理料金は8,800円~22,000円前後となります。
また、
同箇所が再故障した場合に限りますが、修理保証も設けております。
修理方法や注意事項については、以下のページをご確認ください。
また、こちらのページから修理をご依頼いただくことも可能です。
YLOD修理でセーブデータはどうなる?

電源が入らなくなる故障であるYLODは、発生するタイミングもさまざまです。
ゲームプレイ中に突然電源が落ち、
ゲームディスクが本体内に取り残されたままになるケースもあります。
その際に気になるのが、今まで保存してきたセーブデータについてです。
現在では、
ソニーによる公式修理サポートは終了していますが、
当時の公式修理では、セーブデータ等が初期化された状態で返却されるケースもありました。
PS3は、
記録媒体であるHDD(SSD)と基板が紐づけられており、データは暗号化されています。
そのため、
別のPS3へHDDやSSDを入れ替えても、保存されているデータを閲覧することはできません。
また、基板交換や主要チップ交換を行った場合、
HDDとの暗号化情報が一致しなくなるため、
フォーマット(初期化)を行わないと起動できなくなるケースがあります。
当社では、基板交換ではなく、
基板に実装されている部品交換による修理を基本としているため、
多くのケースでデータを保持したまま修理可能です。
一方で、主要チップ故障や、
故障範囲が広いケース、原因を特定できないケースなどでは、
基板交換やチップ交換が必要となる場合があります。
その場合は、データ消失の可能性について事前にご説明し、
修理を続行するか、キャンセルするかをお選びいただいております。
PS3を長く使い続けるために
PS3は高性能なゲーム機である一方、故障が発生しやすい一面もあります。
丁寧に使用していた本体であっても、
経年劣化によって故障してしまうケースは少なくありません。
現在では、
ソニーによる公式修理サポートは終了していますが、
当社のような民間修理業者にて修理対応を行っています。
当社では、電源が入らない故障はもちろんのこと、
・ゲームディスクの読み込み不良
・映像が出力されない故障
・Wi-FiやBluetooth関連の故障
など、さまざまなPS3修理を行っております。
PS3の修理業者をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。