セガサターン ST-3220|ゲームソフトを読み込まない故障を修理しました – ゲーム修理ドットコム

懐かしのセガサターン ST-3220
今回は、「ゲームディスクをセットしてもCDが入っていませんと表示されてしまう」
読み込み不良の修理を行いました。

この症状は、レンズの劣化や駆動モーターの不具合、基板故障など、
長年の使用による経年劣化が原因で発生することが多いトラブルです。

セガサターンを分解・修理し、再びゲームを楽しめるように!

セガサターンでディスクを読み込まない場合、
まず最初に疑うべきなのはレーザーレンズの故障です。
このトラブルは発生頻度が高く、
実際に修理していても最も多い原因のひとつという印象があります。

レーザーレンズの出力低下やピックアップの動作不良により、
ディスクを正しく認識できず「CDが入っていません」と表示されるケースが多いです。

それ以外の原因としては、
ディスクトレイの開閉を検知するスイッチの故障
ドライブ基板の故障
メイン基板の故障
などが挙げられます。

これらの部品が単独で故障している場合は、
比較的安価に修理できるケースが多いです。
しかし、複数の不具合が同時に発生していることも珍しくなく、
その場合は修理内容が増えるため、見積もり金額に幅が出てしまうのがセガサターンの特徴です。

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セガサターン ST-3220に使われているレンズの種類について

セガサターンのST-3220には、実は複数種類のレーザーレンズが存在します。
主に使用されているのは「JVC製」「Sanyo製」「Hitachi製」などで、
製造時期や生産ラインによって搭載されるレンズが異なります。

当時のセガサターンは長期間にわたり生産が続けられていたため、
同じ型番でも内部の部品構成が微妙に異なることがあります。
つまり「ST-3220=このレンズ」とは限らず、
製造ロットごとにピックアップユニットが違うというわけです。

そのため、交換時に正しい互換レンズを選定できないと、読み込み不良が改善しないケースもあります。
また、レンズによって価格差や入手性、代用品の可否も異なるため、
セガサターンは見積もりを出すのが難しいゲーム機のひとつです。

動作点検を行う。

修理後は仮組み立ての状態で、動作点検。
症状が改善していない、悪化した。なんてことは日常茶飯事です( ;∀;)

最後に

今回のセガサターン ST-3220は、レーザーレンズと基板の故障が原因で、
ゲームディスクを正しく読み込めない状態でした。
交換と修理を行い、無事にすべてのソフトを起動できるようになりました。

セガサターンは製造ロットによって内部構成が異なるため、
同じ症状でも原因がまったく違うことがあります。
また、複数の故障が重なっている場合は、
中古本体を購入したほうが結果的に安く済むというケースもあります。

修理をご希望の際は、そうした点も踏まえてご相談いただけますと幸いです。
「ディスクを読み込まない」「動作が不安定」などの症状でお困りの方は、
まずはお気軽にお見積りフォームからお問い合わせください

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