見積もりに幅を設けている理由について。 – ゲーム修理ドットコム

ご閲覧ありがとうございます。
ゲーム修理ドットコムの池田です。

お見積り時やご依頼時に、

「どうして料金に幅があるのですか?」
「修理前に料金を連絡してほしい。」

といったご質問をいただくことがあります。
今回は、その理由についてご説明いたします。

なぜ見積もりに幅があるのか

弊社では、修理前にゲーム機名と故障内容を文面や画像でお知らせいただき、お見積りをお出ししています。

経験からある程度故障箇所を特定し、
作業内容や時間を見積もるのですが、実際にお預かりして点検すると全く別の部分が故障している場合も多くあります。

また、同じ症状でも原因が複数考えられるため、○○円~○○円という形で幅を持たせています。

特に見積もりが困難なのは、
他店で修理できなかったものや、ご自身で修理を試みて壊れてしまったものです。
予想外の破損がある場合、見積もりが大きく変わることがあります。

名前は伏せますが、大手修理業者でも驚くようなミスや雑な修理例が見られます。
「他店で〇〇が故障しているため修理不可と診断された」とご連絡いただいても、実際に分解すると説明と異なる箇所が故障していたり、作業ミスにより基板などが破損しているケースもあります。

料金が確定してから連絡しない理由

症状によっては、一つの部品交換で直る場合もあれば、複数箇所の修理が必要になる場合もあります。

・ボタンの破損
・液晶の破損

こういった症状は、破損部品を交換すれば解決することが多いです。
しかし、

・電源が全く入らない
・特定の操作で電源が落ちる

といった症状は、原因の特定に時間がかかります。

テスターで点検し、怪しい部品を一つずつ交換しながら仮組み・起動テストを繰り返します。
どの段階で改善するかが事前にわからないため、修理前に料金を確定させることはできません。

米粒より小さな部品を交換しては報告し料金を提示、了承いただいたらまた次の部品へ…
という作業は、一人で行うには現実的ではないため、見積もり範囲内でまとめて対応しています。


以上の理由から、弊社では修理料金に幅を設けてお見積りしております。
ご依頼の際は、この点をご理解いただけますと幸いです。

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