PS3の薄型モデルで多く発生するのが、Wi-FiやBluetooth関連の故障です。
「Wi-Fiが見つからない」→有線で接続
「コントローラーが無線でつながらない」→有線で接続
と、その場しのぎの対処法はありますが、
この状態のままシステムソフトウェアのアップデートを行うと、
高確率でアップデートに失敗します。
そして一度失敗すると、再起動しても、ハードディスクを交換しても、
セーフモードで起動しても、延々とアップデート画面が表示され続ける――
いわゆる「無限アップデート地獄」に突入します。
この状態を解決する方法は、
データを諦めて本体を処分するか、
本体の修理を行うかのどちらかしかありません。
SCPH-4300Cのアップデートエラーを修理
…ということで、アップデートエラーループに陥ったPS3をお預かりしました。
修理を行います。
本体を分解して基板を取り出す。
基板を修理する
交換します。
短時間でモジュールを外します。
動作点検
あと、音を拾いやすいカメラなので、
超雑に作業しているような音がしていますが、いたって普通に修理しています。
最後に
今回のように、Wi-FiやBluetoothの故障を抱えたまま
システムアップデートを行うと、アップデートエラーが発生し、
無限アップデートに陥ってしまうケースが非常に多いです。
この状態になると、データを救出することは難しく、
本体修理以外の方法では解決できません。
「Wi-Fiが見つからない」「アップデートが終わらない」「コントローラーがつながらない」
といった症状でお困りの方は、
ぜひお気軽にお見積りフォームからご相談ください。
お預かり後に詳しく点検を行い、最適な修理方法で対応いたします。