- 2023年11月18日
今回お預かりしたのは、他店で修理を依頼した際に
Rボタンとイヤホンジャックが壊れた状態で返却されてしまった、という2DSLLです。
私は、自動車系YouTubeなどでよく見る
他店の修理内容を批判して自分の方が優れていると見せるやり方が嫌いなので、
こういった話はあまりしたくありません。
ただ、ゲーム機修理にあまり詳しくないスマホ修理系の業者さんの場合、
どうしても構造や作業手順が異なるため、結果として雑な仕上がりになってしまうケースがあります。
餅は餅屋といいますか、逆に私はスマホやタブレットの修理は全くできません。
他店で「修理不可」と診断されたゲーム機をよくお預かりしますが、
そのうち約半分は、ネジ不足や基板破損、スイッチ類の破損があるといった状態です。
お客様ご自身で分解されることは少ないので、
この状態でお預かりすると、まずはその修正から始める必要があります。
正直、作業負担やリスクが大きく、割に合わない場合も。
特に最後に分解したのが私ということになるため、
万が一の不具合はすべて私の責任にされてしまうので、
他店で修理不可と判断された。という文言があると少し身構えてしまいます(;´Д`)
Rボタンが基板から取れてしまったのを修正
話が逸れましたが、今回はRボタンとイヤホンジャックを交換します。
初期動作チェック時には、Rボタンの押し感がまったくありませんでした。
まずはRボタンを修理!
ラッチ部分に白いテープが貼られていました。
裏側カバーを脱着した際にポロっと基板から外れやすいです。
交換完了!
イヤホンジャックを交換する!
なぜこの状態で、返却したのか分からない…。
新しいイヤホンジャックを取り付け。
動作点検を行う
さいごに
今回のように、他店で「修理不可」と診断されたゲーム機でも受付可能です。
ただし、修理できるかどうかは別問題です。
中には修正困難なほど破損しているケースもあり、その場合は弊社でも修理不可と報告します。
修理サービスの難しいところは、「この破損は一体誰がやったのか」という点です。
たとえば、他店で丁寧に点検され「修理不可」と判断されたものを私がお預かりして修理。
その途中で私がミスをして破損させた場合でも、
「最初から壊れていた」と言い訳することが理屈の上では可能です。
こうした事態を防ぐため、作業前に写真を撮影していますが、
依頼が増えると忘れてしまうこともあります。
対策としてメガネ型レコーダーも導入しましたが、
頭が痛くなる・重たい・面倒・邪魔・たまに落ちる…といった理由で、結局3回ほどしか使っていません(笑)
…と、いろいろとマイナスに聞こえることも正直に書きましたが、
修理サービスは「信用」で成り立つものだと考えています。
どんな業者も完璧ではありません。
こんな私でよければ、ぜひセカンドオピニオンとしてご依頼ください(´ω`)
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