押し入れから久しぶりに取り出したGBA、電池を入れても電源が入らず…
画面の表示もおかしくて、もうダメかも…。
捨てるしかないのかな…。
それはもったいない!!
思い出のGBA、まだ直せるかもしれませんよ!?
捨てる前に、ぜひ一度お見積りをご相談ください!
電源が入らない&画面がヤバそうなGBAを修理
長期間GBAを保管していた場合、
電源が入らなくなる原因の多くは「乾電池の入れっぱなし」です。
保管する際は、電池を抜いて湿気を避けた袋などに入れておくのがベスト。
でも現実には
「久しぶりに見つけたけど、電池入れたままだった!」
「見た目は大丈夫そうなのに、電源が入らない…」
そんな状況、よくあります。
もし新しい乾電池に交換しても起動しない場合は、
本体内部の故障が考えられます。
このような場合は、修理が必要になります!
まずは電源が入らない故障を修理します。
今回のご依頼内容は、
「とりあえず使えるようにしてほしい」というもの。
パッと見た感じ、画面にも不具合がありそうでしたが、
電源が入らなければ、正確な症状も確認できません。
まずは起動させるために、メイン基板の修理から着手しました。
今回の電源トラブルの原因について
電源が入らない原因は、電源スイッチの接点不良と電源ICの故障によるものでした。
スイッチ内部の接触不良に加えて、
電源制御ICが正常に動作しておらず、必要な電圧が供給されない状態となっていたため、
GBA本体は起動できない状態でした。
液晶が見えない状態だったので、点検用の液晶を取り付けて動作点検。
液晶の修理を行う。
液晶は、うっすらとゲーム画面が見えている状態でした。
これは「ビネガーシンドローム」と呼ばれる現象で、
GBAの場合は液晶上部の偏光フィルムが劣化することで発生します。
独特な香り(ちょいと酸っぱい臭い)がします。
なお、この症状は液晶そのものの故障ではありません。
この程度であれば液晶交換は不要で、上部の偏光フィルムを張り替えることで回復可能です。
下側を傷つけないように剥がします。
新しいフィルムに交換して・・・
さいごに。
懐かしのGBA。
久しぶりに取り出してみたら、「あれ、動かない…」ということはよくあります。
でも、捨てる前に一度ご相談ください。
故障の内容によっては、まだ修理して使える可能性があります。
液晶の交換や、バックライト付き液晶へのカスタムにも対応しています。
「また使えるようにしたい」と思ったら、どうぞお気軽にご連絡ください。
可能な限り、元の状態に近づけてお返しいたします。