- 2024年12月26日
アップデート失敗。
再起動や初期化してもアップデートに失敗。
これは、CECH-2500~CECH-4300でよくみられる故障です。
主に基板が故障することにより、このエラーが発生します。
アップデートが何度もエラー。起動できなくなった場合はどうすればいい?
Wi-Fiに繋がらない。 アクセスポイントが見つからない。
コントローラーが無線接続できない。
・・といった症状が発生した場合、システムソフトウェアをアップデートするのはお待ちください。
この症状が発生している状態で、システムソフトウェアアップデートを行った場合は途中でエラーが発生します。
エラーが発生すると、初期化または再起動してもアップデートから始まります。
そして一定の%まで来ると(エラーが発生しました)と表示が出て・・・・の繰り返しでXMBまで到達できなくなってしまいます。
※XMBとは、PS3のホーム画面のこと。
アップデート中にエラーが何度も発生する場合は、本体の修理が必要となります。
アップデートエラーは自分で修理可能?
業者に頼むと高そうだな。
自分で修理することは可能なの?
可能でございます。
しかし、それなりの道具ともろもろの道具が必要でございます。
なるほどですね!
失敗するのが怖いのでゲーム修理ドットコムに依頼します!
そっちの方が絶対安心だし、大切なデータを消さずに修理可能と聞いたのですが
それは本当ですか?
さようでございます。
ゲーム修理ドットコムではデータを消さずに修理することが可能です。
データを残したまま、修理可能です。
100%ではありません。95%くらいです。
実際、自分で修理は可能なのか。
いずれも故障している部分を特定する必要があります。
・アップデートエラーの原因がレギュレータ・コンデンサ故障の場合。
炊く前の米粒の半分くらいの部品を交換することが可能であれは自分でも修理可能です。
ヒートガンとピンセットがあれば可能でしょう。
ヒートガンといっても、BGAリワークステーションと呼ばれているような
精密な作業を目的としたヒートガンが必要です。
新しいコンデンサとレギュレータも用意する必要があります。
・レギュレータ、コンデンサ以外が故障している場合
この場合はプロに任せるのがベスト。
未経験の方が修理してしまうことで、我々修理業者が修正できないほど故障させてしまう事が多々あります。
お金はかかりますが、余計に壊して捨てるよりもマシです。
ぜひ修理業者を利用してください。
「コンデンサ・レギュレータは正常だな。モジュールの故障か!!」
と分かるような方であれば、アップデートエラー修理は自分でできると思います。
PS3 CECH-3000のアップデートエラー修理&分解する順番
では、お預かりしたPS3を修理します。
まず本当に故障しているかをチェックします。
お客さんを疑っているわけではありませんが、環境側が原因、一時的なものということが多々あるからです。
アップデートエラーにおいても、一時的にエラーが発生していることもあり、
こちらで点検したら何事もなくアップデートに成功してしまうケースも。
分解して基板を修理。
アップデートエラーが発生する原因は、メイン基板上に取り付けられた
Wi-Fi/Bluetoothモジュール関連の故障が原因です。
モジュールそのものが故障していたり、レギュレータ・コンデンサ類の関連する部品が故障していたりと様々です。
他のサイトでは、Wi-Fiケーブルの断線と書かれてることがありますが、
外装を大きく破損しない限り、断線することはありません。
また、断線していた場合でもアップデートは正常に完了します。
そのため、ケーブルの断線のみではアップデートエラーは発生しません。
故障している部分を探す。
Wi-Fiモジュールに関連する電子部品を点検し、故障している部分を探します。
今回のアップデートエラーに失敗する原因は・・・・
レギュレータとモジュールの故障でした。
新しいモジュールに交換
モジュールを取り付ける前に下準備。
はんだボールを加熱器を使用して、はんだを盛ります。
取り付けて動作点検
無事、アップデートが完了しました。
保存されたデータは残りますので、
壊れる前に保存したデータからやり直せます(^^♪
さいごに
良いように書いていますが、
データが消えてしまう修理が必要な場合もあります。
データが消える=修理の意味がない。ので、可能な限りデータを残す方法で修理を行っています。
アップデートエラーが発生しお困りの方は一度ご相談ください。